ドキハキ日記

DOKKIRI HAKKIRI DIARY

■被災地へ行ってきました。2011年07月17日

3月11日に起きた「東日本大震災」。震災以後、ドキハキ
でも震災についてさまざまな角度でお伝えしてまいりました。
地震にプラスして原発、その後の政府の対応、風評被害など
東北は今も戦っています。

そんな中、宮城県仙台市、松島、石巻を回ってきました。

簡単ではありますが、写真とともにほんの少しですが感想
なども書かせていただきます。

まずビックリしたのは仙台空港に着いていきなりでした。
ご存知のように仙台空港は津波の被害をもろに受け
空港設備の大半が水につかりました。
なので飛行機が到着してもタラップがないのです。
なので飛行機の近くには我々を旅客ターミナルまで運ぶ
バスが待機しているのです。
そのバスがなんと大阪市バス!震災後、大阪市が提供
したそうです。
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旅客ターミナルはトイレ、売店、搭乗口・・・、すべてが仮設
でした。でも復興に向けってがんばっている様子が伝わって
きて、まだ誰とも話していないのに、目頭が熱くなってきました。
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空港の外に出てビックリ。塩害の影響で立ち枯れしている
植木の多いこと・・・。
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タクシーに乗って仙台市沿岸の被災地に・・・。
そこは別世界でした。テレビで何度も見ているはずなのに・・。
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ここは海から約200メートルのところ。
ここにあった多くの家を大津波がすべてをさらっていきました。
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移動中、塩害にあった田んぼの雑草を取る老夫婦に
出会いました。
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途中に見た瓦礫の山の大きさにビックリしました。
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仙台市立荒浜小学校。あの津波から時間が止まっています。
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日本三景に数えられる「松島」に行きました。
湾内に多くの島が点在する松島は、この地形が幸いして
他の海沿い地域と比べて被害は少なかったようです。
でも船着場、海沿いの旅館やホテルの1階部分は水没し
大きな被害がありました。
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遊覧船に乗りました。船上から見る風景は
何事もなかったようです。
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沿岸部の国道を通って石巻へ。この国道と並行して
走っているのがJR仙石線(仙台〜石巻)。
仙石線の駅舎も被災しました。写真は野蒜(のびる)駅。
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石巻に到着。報道されている異常な光景が広がって
いました。
美しい海と活気ある町がすっかりなくなっていました・・・。
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この石巻は十数年前に三代澤さんも訪れたことのある町。
思い出深い「うに丼」「石ノ森萬画館」・・・。
その石ノ森萬画館で偶然出会ったのが初代仮面ライダーの
藤岡弘さん。
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そして昔食べた うに丼屋さんを見つけました。しかし・・。
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途中、たくさんのボランティアさんと出会いました。
瓦礫やヘドロの撤去をしています。
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そこから石巻市立門脇小学校へ。
ここは津波にプラスして火災が発生しました。
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門脇小学校の周辺はたくさんお人が住んでいた住宅街
でした。津波と火災ですべてが・・。
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石巻最大の企業「日本製紙 石巻工場」。
ここの再生が、石巻市の再生にかかっているそうです。
すでに一部操業を再開していました。
しかし回りにはまだ瓦礫がいっぱいでした。
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続いていったのが石巻市立大川小学校。
全校児童108人中、死者64人行方不明10人。
沿岸ではない、山間の川沿いにある小学校ですが大変な
被害がありました。その原因は堤防の決壊。
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被災地最後の訪問地「石巻専修大学」
ここは石巻市におけるボランティアの拠点。
日本全国から多くのボランティアを受け入れています。
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被災地取材の最後を締めくくりは仙台にある東北放送
からの生放送。
被災地に放送局としての取り組みやは勉強になりました。
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東北放送の皆さんありがとうございました。
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長々と紹介してきましたが、個人的に被災地に行く前と
行った後ではいろんな意味で受け止め方が変わりました。
やはりテレビなどの映像で見るのと自分で目で見るのとでは
違うことを認識しました。

わたし個人、被災地に行き一番感じたことは、本当に
悲惨なものを見ると声が出ないということでした。
すべてがため息でした・・・。

ドキハキは王道の報道番組ではありません。
でも被災地に行き、いろんな人と話をしてきました。
津波に襲われた話、身内がなくなった話、家がなくなった話。
また前向きに生きていく力強い話も聞きました。
そんな話を見たり聞いたりした人間として、伝えていく義務が
あるのではないかと感じています。

文責 ・ うわの空

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