毎週日曜あさ7時〜放送「堀江政生のザ・シンフォニーホール・アワー」

ザ・シンフォニーホールで行われる公演の聴きどころ、豪華ゲストを招いてのお話をクラシックの名曲とともに、堀江政生アナウンサーの解りやすい解説でご紹介します。クラシック通の方も、クラシックはまったくわからないという方も楽しんでいただける番組です。

堀江ブログ

2017年8月24日日本センチュリー交響楽団の首席ヴィオラ奏者 丸山奏さん

大変珍しい、そして意欲的なプログラムに日本センチュリー交響楽団が挑みます。
9月15日、16日。
日本センチュリー交響楽団 第219回定期演奏会で取り上げられるのは
「カンチェリ:ステュクス〜ヴィオラ、混声合唱と管弦楽のための」
という曲です。

作曲者のギア・カンチェリはジョージア(旧グルジア共和国)出身の方で、
現在もご存命です。
ステュクスとは、生死の境目を流れる大河ということだそうで、
三途の川のようなものが、あちらの考え方の中にもあるようですね・・・
かなり大きなサイズのオーケストラと、混声合唱、
そしてソロ楽器としてヴィオラが登場する大変ユニークな編成の曲となっています。

今回、番組ではソリストとして出演する、
日本センチュリー交響楽団の首席ヴィオラ奏者、丸山奏さんをゲストとしてお迎えし、
ステュクスの魅力についてと、
あまり、演奏されていない曲(もちろん丸山さんご自身も初めて演奏されます)に
どのように取り組まれるのか、その意気込みなどを語っていただきます。

この演奏会は、そのステュクスの前に、
ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番が演奏されますが、
客演で登場するピアニスト、ジョージ・ヴァチナーゼさんもジョージア人です。
黒海に面した小さな国、ジョージア。
東洋と西洋が交わる場所に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
指揮は、飯森範親さんです。

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