毎週日曜あさ7時〜放送「堀江政生のザ・シンフォニーホール・アワー」

ザ・シンフォニーホールで行われる公演の聴きどころ、豪華ゲストを招いてのお話をクラシックの名曲とともに、堀江政生アナウンサーの解りやすい解説でご紹介します。クラシック通の方も、クラシックはまったくわからないという方も楽しんでいただける番組です。

堀江ブログ

2022年9月20日3年ぶりの開催

お盆の前半、一日空いたので、バイクを飛ばして『阿波踊り』を見に行きました。一糸乱れぬ美しさに見とれ、男踊りの迫力に圧倒されて、時が経つのを忘れて見入っておりました。その阿波踊りも3年ぶりの開催。ホテルは満室、大勢の人が集まっていたのですが、徳島の知人は、「踊る○○に、見る○○。どちらの○○もずいぶん減った。昔は映画スターがこぞってやってきて、一緒に踊ったもんだったのに」と遠い目をして呟いていました。

翌々日、「郡上おどり3年ぶり」というニュースを伝えました。こちらもかつて見てきましたが、狭い商店街に、歩くスペースもないほどの人が集まり夜通し踊りまくるんですから、「実は日本人は踊ることが大好きな民族だったんだ」と感心したものです。その岐阜の名物踊りも、マスク着用、間隔を開けて、徹夜はなしで午前1時まで。とはいえ、復活するかしないかは天と地ほどの違いがあります。

博多祇園山笠、祇園祭山鉾巡行、青森ねぶた祭・・・連日「3年ぶり」の文字が躍る日々。地域経済、文化の伝承。あらゆる分野から見て、もう、待っていられないのです。

そして、ザ・シンフォニーホールからもうれしい知らせが。大晦日のカウントダウン、元日のニューイヤーが3年ぶりに帰ってきます。
カウントダウンコンサートは、司会をしていて最もスリリングな瞬間。時間の押し引きを秒単位で調整しながら、残りの秒数を合わせ、フィナーレの曲の紹介をして、指揮者にバトンタッチ。その曲の最後の音が華々しく0時きっかりに残響2秒のホールに吸い込まれていく・・・Happy New Year!!こうやって書いているだけで興奮してきました。

一方、ニューイヤーコンサートはまさに晴れ晴れとした気持ちで、ゆっくり音楽に浸れる至福の時。

待ちきれない皆様、ザ・シンフォニーホール“恒例”の年末年始で心躍らせてください。
心躍らにゃ、損損ですぞ!!

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